歯周病 歯磨き 殺菌 正しい ケア 改善 治療 毎日

実際の体験談を基に、効果のあった正しいケア(歯磨きと殺菌)を紹介!

歯周病は毎日の正しいケア(歯磨きと殺菌)で驚くほど改善します。


歯周病にかかると歯茎の不快感、歯茎の痛み、歯茎からの出血、口臭と様々な耐え難い試練が待ち受けています。 更に、歯周病は一度なってしまうと完治しません。

しかし、毎日の正しいケア(歯磨きと殺菌)で驚くほど改善します。

また、いくら効果があっても値段が高くて毎日続けられなければ意味がありません。コスト面も考慮した上での、正しいケア(歯磨きと殺菌)をご紹介します。

歯周病とは

歯周病とは、口腔内の歯周病菌が原因で引き起こされる感染症です。 細菌が歯や歯周ポケットに付着し毒素を発生させ、その毒素が歯茎から体内に侵入することで感染が起こります。

また、本来歯周病は歯肉炎と歯周炎という2つの炎症のことを総称して言い、歯肉炎は歯肉の炎症、歯周炎は歯肉炎より進行した歯槽骨の炎症や歯槽膿漏のような状態を指します。

【 歯周病の進行段階】

1.細菌が歯や歯周ポケットに付着する

2.細菌から出る毒素が歯茎から体内へ侵入する

3.歯茎からの出血や膿、知覚過敏の症状が出る

4.歯茎や歯の骨が溶ける


要するに、口の中を清潔にし、細菌の繁殖を抑えればいい訳ですね。
では次に、早速実際の正しいケア(歯磨きと殺菌)を紹介します。

歯周病の正しいケア(歯磨きと殺菌)の方法

1.定期的な歯科による歯石の除去

歯垢が歯に定着した歯石は、歯周病菌を発生させる元凶です。いくら毎日正しいケアをしたとしても歯石は付着します。歯石の除去は半年に一度を目安に歯科で行うしか方法はありません。歯石取りが歯周病ケアの基本となりますから、必ず歯石は定期的に除去してもらいましょう。

2.電動歯ブラシによる歯の表面の歯垢(プラーク)除去

手磨きでは取れない歯垢でも電動歯ブラシを使うと綺麗に除去できます。しかし、電動歯ブラシならどれでもよいという訳ではありません。
(下記にて電動歯ブラシを紹介)
(歯磨き粉の紹介はこちら)

3.フロスによる歯垢(プラーク)除去

電動歯ブラシでは届かない歯と歯の間や歯周ポケットについた歯垢はフロスで除去します。フロスも歯周病ケアの基本ですから、今まで使ったことのない方も是非チャレンジして下さい。
(下記にて使いやすいフロスを紹介)

4.歯間ブラシによる歯茎の殺菌

歯磨きの仕上げとして、殺菌作用のある洗口液を歯間ブラシに付け歯と歯の間を掃除します。
(下記にて使いやすい歯間ブラシを紹介)
(殺菌作用の高い歯科専売品の洗口液の紹介はこちら)

(おまけ)口腔洗浄器(口内洗浄器)による口内洗浄

金銭的と歯磨き時間に余裕があるのであれば、電動歯ブラシによる歯磨き後に口腔洗浄器を使うとより効果的です。水圧により口腔内をきれいに洗浄し、歯と歯の間や歯周ポケットの歯垢を流し落とします。
(下記にて口腔洗浄器を紹介)


歯周病の正しいケア(歯磨きと殺菌)が分かれば後は、効果のあるケア用品を揃えます。

歯ブラシを選ぶ

歯磨きは歯周病ケアの基本となります。歯周病の原因となる細菌は食べかすや歯垢(プラーク)が原因ですので、歯磨きで歯の表面に付着した食べかすや歯垢(プラーク)を落とし、清潔な”歯”へ導きます。

手動での歯磨きにはどうしても限界があります。そこで登場するのが電動歯ブラシです。

電動歯ブラシってどうなの?

と使ったことの無い方は思うはずです。私もそうでしたので。。しかし、一度使ってみればその凄さが実感できます。

ただし、電動歯ブラシならなんでもよい訳ではありません。

ブラウン オーラルB

数ある電動歯ブラシの中でも、専門機関により唯一歯垢(プラーク)除去能力が認められている製品です。

通常の電動歯ブラシは左右往復運動をするのですが、このブラウン オーラルBはブラシが振動しながら丸型回転します。回転しながら歯垢(プラーク)を擦り(こすり)落とすのです。

最上位クラスでは歯磨きナビという電子時計が付属しています。歯磨きに慣れればナビ自体はあまり必要ありませんが、歯磨き時間が一目で分かるので結構便利です。

ちなみに我が家では、洗面所に置き歯磨き中だけでなく時計としても重宝しています。そういえば洗面所に時計って普段置かないですよね。。金銭的に余裕があれば購入してもいいかなと思います。



フロス・歯間ブラシを選ぶ

次に電動歯ブラシでは掃除できない部分、歯と歯の間や歯周ポケットの掃除を行います。

歯垢(プラーク)は歯周ポケットに付着しやすく歯周病は歯周ポケットから進行していきますので、フロスや歯間ブラシを用いて歯と歯の間や歯周ポケットの掃除を行います。

フロスや歯間ブラシを使ったことがない方も多いと思いますが歯周病ケアには欠かせません。後ほど紹介する”殺菌効果のある洗口液”を付けながら掃除を行います。

ウルトラフロス

ウルトラフロスは歯科が勧めるフロスです。

歯磨きの後に使用します。フロスにも様々な種類がありますが、これが一番使いやすいです。糸が巻いてあるフロスや100均などで売っている横型タイプのフロスでは使いにくく、歯垢(プラーク)の取り残しができてしまいます。

通常サイズ(M)と細いサイズ(S)がありますが通常サイズ(M)でいいと思います。歯と歯の間で頻繁に痛む箇所があれば、細いサイズ(S)を用いて歯周ポケットの奥まで食べかすを掻き出すと効果的です。またウルトラフロス1本で、切れるまで(約5日程)使えます。

できれば、後ほど紹介する”殺菌効果のある洗口液”を付けながら掃除を行います。

何箱かまとめて購入すると送料無料になりますので、送料無料で購入するとよいと思います。

DENT.EX 歯間ブラシ

歯間ブラシは特にこだわりがなくてもよいと思いますが、強いて言えば、元々先端が斜めに付いているDENT.EXが使いやすく折れにくいです。

ちなみにDENT.EXはウルトラフロス同様、歯科が勧める歯間ブラシです。

歯間ブラシは必ず、後ほど紹介する”殺菌効果のある洗口液”を付けながら掃除を行ってください。



歯磨き粉(歯茎の修復)・洗口液(殺菌)を選ぶ

ケア用品が揃ったら、次は歯磨き粉と洗口液です。

どこの歯科に行っても勧められる歯磨き粉と洗口液があります。”ConCool(コンクール) シリーズ”です。

ConCool(コンクール) シリーズは古くから歯科専売品であり、歯周病ケアに最も優れている歯磨き粉と洗口液と言えます。どの歯磨き粉を使用しているかを現役の歯医者さんにアンケートを行ったところ、”ConCool(コンクール) シリーズ”という回答が9割以上を占めているという結果でした。

ConCool(コンクール) リペリオ

歯周病による出血や腫れた歯茎にはこちらを使用します。歯茎の血行を良くし、歯茎の修復を促進します。

電動歯ブラシに付けて歯磨きをして下さい。

ConCool(コンクール) ジェルコート F

現役歯科医も愛用するフッ素入り歯磨き粉です。(アンケート結果でもほとんどの医師がこれを歯磨き粉として利用していました。)

歯ブラシにつけてブラッシングするだけでフッ素コートと歯垢、歯石原因除去が可能です。

健康な歯茎の方や軽度な歯周病の方はこれだけでよいですが、出来ればConCool(コンクール) リペリオと混ぜてブラッシングすることをお勧めします。

電動歯ブラシに付けて歯磨きをして下さい。

またついでに、家族の歯磨き粉を現役歯科医のようにジェルコート Fに変更するといいですよ。

ConCool(コンクール)F

歯周病ケアには欠かせない高い殺菌効果のある洗口液です。その殺菌効果と持続性はモンダミンやデンターシステマ、ガム、リステインなど他のメーカー製品と比べると比較にならないほど優れています。また、古くから歯科専売品として扱われてきていますので、その安全性も保障済みです。

歯茎からの出血や腫れがあるときは、上記の歯磨き粉に数滴混ぜて歯磨きをします。

歯磨き後、少量の水にConCool(コンクール)Fを適量混ぜ30秒~40秒口をすすぎ、吐き出します。

すすぎの後は、フロスや歯間ブラシに付けながら仕上げの掃除をして下さい。

歯磨きだけでなく帰宅時のうがいにも是非使用してください。市販のイソジンなどより断然効果があります。

また、食後だけでなく15時~16時頃の食間にもすすぎをすると殺菌力が持続して尚よいです。



口腔洗浄器(口内洗浄器)を選ぶ

電動歯ブラシによる歯磨き後に口腔洗浄器(口内洗浄器)で口腔内を掃除するのも効果的です。水圧により口腔内を洗浄し、歯と歯の間や歯周ポケットの歯垢をきれいに流し落とします。

ウエルテック ハイドロフロスN

口腔洗浄器(口内洗浄器)もメーカーにより使用感や水圧が異なりますが、”ConCool(コンクール) シリーズ”と同じメーカーであるウエルテック社のものをお勧めします。

理想的な1200回/分のジェット水流に加え、磁気(イオン)水の効果で歯垢(プラーク)の付着を防ぎます。電子的に歯垢(プラーク)の原因を除去する次世代スタンダードとなる口腔洗浄器(口内洗浄器)です。

歯周病の方に最適な先端の細い”歯周ポケット洗浄用ノズル”もあります。確かに先端の細い方が歯周ポケットをよく洗浄できますが、通常用のノズルでもきれいに掃除は可能です。金銭的に余裕があれば購入してみてもよいと思います。



次亜塩素酸電解水パーフェクトペリオ殺菌水を使ってみて

余談ですが、歯周病菌を完全に殺菌できると話題になった”パーフェクトペリオ”の体験談を少し紹介したいと思います。

次亜塩素酸電解水による強い殺菌力で、歯周病菌を完全に殺菌できるということでした。期待を込めてネットにて購入し試してみることに。

次亜塩素酸電解水を口に含み30秒から50秒口に含みすすいだ後吐き出します。プールの塩素水のような?味で、ほんとに体に悪そうな雰囲気でした。。

後ほど調べて知ったのですが、歯周病気菌だけでなく良性の菌も殺してしまうようです。

更に、ずっと使用を続けなければ効果は持続しないようで、値段も結構高く、結局のところ続きませんでした。

今は新規患者がネットでパーフェクトペリオを購入することは出来ない(リピーターのみ可能)ですが、保険も効きませんので無理して歯科でパーフェクトペリオの治療を受ける必要は無いと思います。

それよりも、上記で紹介したケア方法を実践してもらえば驚くほど改善します。

私の場合、苦痛だった歯周病による歯茎の痛み・不快感も上記のケアで今では全くなくなりました。

是非試されてみて下さい。